月曜日, 12月 17, 2007

新品よりも高い中古品?

先日お客様が店頭で中古品が新品より高いと仰りました。
お客様が仰るには某通販サイトのデスクインワゴン(3段)の新品よりも弊社店頭の一流メーカー中古品の2段ワゴンのほうがわずかながら高いとのことでした(通販サイトには2段ワゴンは売っていなかったようです)。
確かにそのようなことは、ままあります。
弊社商品の中ではオフィスチェアなどが最たる例でしょう。
出来るだけお安く販売できるよう心がけておりますが、このような事例は時々出てきます。
しかしながら一流メーカー製品と通販サイトの三流品とを同列に語ることは、塗り箸と割り箸とを同列に語るに似ています。
基本的な使用目的や機能は同じものですが、目的を達成するための使い心地や達成したときの満足度、所有する喜びが違うのです。
鋼板の厚み、塗装の質、ラッチ機構の有無、前板の材質、デザイン、引き出しのサスペンションの質、天板の材質、キャスターなど数えればキリがありませんが、大手一流メーカーの製品が非常に品質が高いのは周知の事実です。
一流メーカーが、大企業のみならず多くの中小・零細企業に選ばれているのは使いやすくデザイン性に優れ、丈夫で長持ちするからです。
とはいえ、新品で購入するには高額な商品ですので賢い選択として中古品があると思います。
長期的に見れば使いやすい什器を使うと仕事もはかどり生産性があがるでしょう。
短期間しか使わない場合でも、引き取り可能な場合や持ち込んでいただける場合は日本のオフィス家具メーカーの状態のよい中古品は買い取り対象もしくは無料引取りの対象になりますが、通販商品はほぼ買い取り対象にはなりえません。廃棄するときも再利用不可能な材料を多く使う粗悪品は不要になったときのコストが高いのです。

短期的な視野で見ても長期的な視野で見ても、一流メーカーの中古品に軍配が上がるといえます。
結局前述のお客様には私の説明が至らずご納得いただけなかったのですが、ではなぜ中古オフィス家具市場は成り立つのでしょうか?
それは殆どの中古製品が粗悪品の新品よりも安いから。
更に出来るだけ高品質な製品を安く使いたい、そのようなお客様の存在が確実にあるからなのです。
そのことを励みに今後も良質な中古オフィス家具をお安くご提供できるよう努力してまいります。

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